『繋がる家』の造園工事の1ヶ月ほど前、雑木の選定のために、生産農家さんのもとへ造園家の楠耕慈さん、MOOKHOUSE設計担当の清澤、田中とともに行ってきました。
何度行っても、山の中で育つ雑木は圧巻です。
品を感じる繊細な雑木が私たちをみているようです。
例えばアオダモは上部に葉をつける特性があり、高さは7m近いものもあります。
幹に動きがあることから、樹下に空間をつくりやすい特徴があります。お辞儀をしている雑木や恥ずかしがり屋なのか一面葉っぱで隠れた雑木も。
楠さんはその雑木を頭の中でイメージし、その場であっという間に決めていかれます。
私もいくつか選定させて頂きました。
玄関入った地窓から見える坪庭には、足もとが特徴的で美しいハイノキを、リビングから眺める坪庭には彩を感じるモミジを選びました。その2本を考えるだけでも一苦労でした。(よかったら『繋がる家』モデルハウスにお越しの際にご覧ください)
それから1か月経ち、
4月某日・造園工事当日は天気にも恵まれました。
まずは雑木を活けていきます。
最初に軸となる雑木の場所を決めていきます。その後、クレーンを使いながら溶岩を雑木の根巻を抑えるように置いていきます。景石にもなる一石二鳥の石です。
クレーンを使いながら一日で雑木を活けていくため、頭と体をフル回転しながら作業を進めます。そのため夕方にはフラフラ状態。。。
造園工事2日目は、お庭にやわらかい表情をだすために樹下に広がる野草を植えていきます。この日は天候が悪く、なかなか思うように作業がすすむことができず、大変でしたがなんとか形にすることができました。
※野草については⇒vol.7 で紹介しています。
植えた当日は雪持草がきれいに咲いておりました。(オープンの頃にはまた違う花が咲いているかと思います。)
これから、四季折々どのような表情に『繋がる家』の庭が変化していくのかが楽しみでなりません。
ぜひ、1度ではなく、季節ごとに表情の変わる庭も体感しにいらしてください。
商品企画 岡本
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