こんにちは。施工技術開発の郡山です。
年々、いっそう厳しさを増す日本の暑さ。
私たちの暮らす鹿児島はどんな気候でしょうか?
南九州の夏は猛暑の日があり、家の中も熱中症に注意が必要です。
湿度が高く寝苦しい日もあります。
夏は熱帯(5月~10月の最高は30℃超え)並みの過酷な暑さがある土地です。
最高気温が30℃を超える日が多いことが近年の特徴と言えます。
そうすると、空気の温度を低くするために冷房が必要となります。
暑いと感じた時、涼しくするためには、
(環境側要素)
01気温 → 空気の温度を低くする
02相対湿度 → 除湿する
03風速 → 風通しをよくする
04放射温度 → 窓壁天井の表面温度を下げる
(人間側要素)
05着衣量 → 薄着になる
06活動量 → じっとしている
などが挙げられます。
厳しい鹿児島の気候にMOOK HOUSEはどう働くのか?
と考えて向き合った結果、MOOK HOUSEでは
【②放射温度 → 窓壁天井の表面温度を下げる】
に注目して建築的な工夫を装備し厳しい暑さを和らげています。
GOOD DESIGN賞2021を受賞しました【鹿児島の家 素み家(すみか)】でも
背景としてご紹介している通り、
鹿児島は蒸暑地気候への対応、夏の陽射しへの対応は必須です。
自然の光や風を取り入れる【パッシブデザイン】に
【新たな技術】を融合する事で快適な空間が生まれます。
住宅には一般的に断熱材を入れることが当たり前になっています。
断熱材は冬の寒い時期に効果を発揮することは良く知られていますが、
夏の猛暑のことも考えた対策が必要です。
それは何かと言いますと、
天井に断熱すると昼間は小屋裏が暖まってしまい、
天井面の表面温度がじわじわ上がるため夜間に寝苦しさを感じます。
朝起きた時にカラダにだるさを感じる時は、
眠りが浅く疲れを解消できなかった証拠です。
睡眠こそが体力を回復させる切り札です。
良質な眠りにつけるためにMOOK HOUSEでは天井ではなく
屋根を断熱して住む人の健康を考えた家づくりをしています。
さらに強い日差しをはね返す【遮熱】という技術を加えています。
6月~7月のこの季節は太陽の高度が高く、
ほぼ真上から太陽の日射にさらされます。
影が自分の真下に来るこの時期は屋根の遮熱が大切です。
季節が過ぎていくと太陽の角度が下がるので、
今度は壁や窓の遮熱が大切になります。
昔から窓の外にすだれやよしずを使用するのはこのためです。
MOOK HOUSEでは太陽の動きを考えて屋根、壁、窓に遮熱が標準搭載です。
照りつける太陽の日焼け対策に袖の長い服を着ることがあります。
これも遮熱の一つと言えますが、
袖の長い服を着ると熱がこもって暑くなってしまいます。
MOOK HOUSEの遮熱は、同じように熱がこもらないように、
はね返した熱を外に【排熱】できる工夫を搭載しています。
暑い空気を部屋の中に入れないこともポイントになるので、
MOOK HOUSEが【高気密】の家であることも猛暑への対策となります。
窓壁天井の表面温度が下がると、
体感温度が下がりエアコン等の空調の使い方が変わります。
カラダにやさしい室内は、空調にかかる光熱費にも良い影響が生まれます。
室温が安定すると体内に溜まる熱を放出するために
必要以上のエネルギーを消費しなくて良くなるので、
カラダが受ける大きな負担を抑えられます。
人体のあらゆる器官をコントロールしている自律神経の動きや体温調節、
水分調整が連日安定すると夏バテも乗り切れます。
MOOK HOUSEは、建築的な工夫によって涼を得ながら、
カラダに負担をかけることなく健やかな暮らしをもたらしてくれるお家です。
MOOK HOUSEで 猛暑の夏を気持ち良く暮らせる 木の家を体感してみませんか?
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