Vol.7  庭づくりへの想い

MOOK HOUSEの庭づくりには、一言では語りきれない思い入れがあります。
まずは、その立役者である 楠 耕慈さんとの出会いからお伝えしたいと思います。
 
 
家づくり は建物だけをつくるのがすべてではなく、
庭づくり もその土地や環境に馴染むための大事な工程の一つと考えます。
 
立ち上げ前のプロジェクト進行中より、MOOK HOUSEでは
太陽の光や風、庭の樹木など自然の恩恵を活かした心地よい空間をつくりだしたい。」
との想いがあって、建物だけでは不完全で環境づくり(庭づくり)がとても大事な要素になるだろうと考えておりました。

 
ただ、単純に庭づくりといっても、思い描くものをカタチにするにはどう取り組めばいいか・・・ と各々に頭を悩ませていた頃、
 
ふとテレビで放映されていた番組の庭を見て「これだ!」とひらめいた部長の森。
 
画面の先には、
繊細な雑木と樹下に広がるやわらかな野草の庭。
やさしげで、どこか懐かしくもあるその庭は品さえ感じる庭
 
MOOK HOUSEの庭づくりに思い描いていたイメージに近い物を感じ、早速手がけた方に会いにいきました。(中々の行動力です)
野草の庭・茶庭づくり (ふわり) 代表 楠 耕慈さん
楠さん
 
 
楠さんは、
住む人それぞれの‘‘心象風景‘‘を映し出すことが、癒される庭づくり
と考え、「雑木と野の花が織り成す、やさしくやわらかな庭空間の創造」をテーマに、林間で大切に育てられた雑木、在来種の野草・野の花を使った庭づくりを提案されています。(主な活動拠点は、首都圏を中心とした関東地方です)
また、「山野草を植える事は絶滅危惧種を護ること」との想いから、たくさんの山野草を用いた庭も手がけられております。
 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
0200img01
 
 
 
 
 
 
 
 

楠さんが手がけられた庭(blogより抜粋)

 
「日本には約7000種類に及ぶ豊かな植物が自生し、
山紫水明の自然の中、自然と響きあい共鳴しながら生きてきました。
ところが現在、実に4種に1種、全体の24%に絶滅の恐れがあります。
 
20150207桜ヶ丘ビュータウン-16
様々な理由がありますが、大きな理由として宅地の造成、道路建築などの開発や森林の伐採等により、多くの植物が生息地を奪われていること。
特に、高度経済成長を果たした1960年代以降に、急激な宅地開発、都市の拡大により、絶滅危惧種の減少、生態系の崩壊、里山の荒廃が進んでいます。
山野草を護るという事は、大業に聞こえるかもしれませんが、決して難しいことではありません。
本来は日本に自生する植物達。日本の風土・環境下ではとても育てやすく丈夫です。」
 
そう話される楠さん。
 
 
実際に楠さんとお会いし、手がけられた庭を拝見し、
さらにお話をさせていただく中で確信いたしました。
『一緒にMOOK HOUSE の庭をつくりたい!』 と・・・
 
 
商品企画 岡本

←前へ      次へ→

上へ戻る