vol.16 作り手達 職人の手①

大工さんにつづいて、家づくりに携わってくださる家の外を仕上げる職人さんの手仕事をご紹介します。
 
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まずは、何もなかった土地に、家の土台となる基礎をつくる基礎屋さん。
もちろん屋根もない状態なので、木陰すらないことがほとんどです。
夏は強い日差しの下、冬は寒い風が吹くなか、2、3人で黙々と作業を進めていきます。
 
どんな基礎になっているか、床下点検口をのぞいてみてください!
 
 
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つづいて、屋根を仕上げる板金屋さん
MOOK HOUSEの屋根は、さびにくく軽い「ガルバリウム鋼板」
足場を登って長くて重い材料を運び、屋根を仕上げていく高所の作業になります。
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軒先のところなど、曲げたり切ったり細かい部分まで全て手作業です。
規則正しく重なっている姿は、家を一層かっこよく見せます。
 
 
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玄関土間やアプローチで作業する、左官職人さん。
コテを器用にすべらせて、ならしていきます。
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これは「洗い出し」という仕上げです。
セメントが固まらないうちに、表面を水で洗っていきます。
水によってセメントが流れ、みるみるうちに砂利が浮き立ってきます。
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砂利が表面に現れたら、乾燥させて仕上がりです。
左官職人さんは、真冬の寒い日でも手袋をつけて作業することはありません。
どんなに水が冷たくても、砂利が見えるまで黙々と洗います。
そんな左官職人さんの手は、皮が厚く、男らしく感じました。
 
玄関にあしらわれた砂利は色んな色が入っていて、可愛らしい存在です。
 
 
『作り手達 職人の手②』に、つづきます。
 
商品企画 上川路

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